え??雨の日は自動ブレーキが利かなくなるってホント!?

公開日:

今までにも、自動ブレーキに関しては、いろいろと物議を醸しだしていたが、
今回、JAFが公開した動画もまたいろいろと話題になりそうだ。

JAF(日本自動車連盟)は、豪雨時の衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の作動について検証を行い、その結果を7月17日よりホームページに公開した。

テストは日本自動車研究所特異環境試験場(茨城県つくば市)で実施。天候は雨のない状況と、気象庁用語で「猛烈な雨」とされる雨量80mm/h、速度は30km/hと40km/hを設定し、自動ブレーキが適切に作動して、障害物との衝突を回避できるのかを検証した。

まず、雨が降っていない状況では、30km/h と40km/hのいずれの速度でも、障害物の手前で停止。しかし雨量80mm/hの場合、30km/hでは停止できたが、40km/hでは障害物を一瞬検知したものの、自動ブレーキが作動せず、障害物に衝突した。

JAFでは、車種、検知システム、雨量、速度などによって結果は異なると前置きした上で、自動ブレーキはドライバーのミスをカバーしたり、衝突時の被害を軽減するものだが、悪天候時は正常に作動しないこともあるので、機能を過信しないことが大切だと注意を呼びかけている。

とは言え、では、雨量80mm/hとはどれぐらいの雨量なのかと言うと、

◎やや強い雨(1時間に10ミリ~20ミリ未満)
 ザーザーと降り、地面一面に水たまりができるような雨。この程度の雨でも長く続く時は災害に注意が必要。
◎強い雨(1時間に20ミリ~30ミリ未満)
 土砂降りで、傘を差していても濡れてしまうような雨。側溝や下水、小さな河川があふれ、小さながけ崩れの心配も。
◎激しい雨(1時間に30ミリ~50ミリ未満)
 バケツをひっくり返したような雨。道路が川のようになり、山崩れや崖崩れが起きやすくなる。危険地帯では避難準備が必要。
◎非常に激しい雨(1時間に50ミリ~80ミリ未満)
 滝のように雨が降り、傘がまったく役に立たない。あたりが水しぶきで白っぽくなり、先が見えない。マンホールから水が噴出したり、中小河川がはん濫し、土砂災害が発生・拡大する可能性が高くなる。
◎猛烈な雨(1時間に80ミリ以上)
 息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じるような雨。雨による大規模な災害の発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要。
 実際に7月28日の豪雨を体験した山口市消防本部の職員によると「100ミリ降っていた時かは分からないが、車のワイパーをハイスピードにしても前が見にくい状態で、傘を差しても雨が大粒で傘が破けそうなくらいドンドンと降っていた。側溝からは排水が溢れだしていて2009年の(中国・九州北部)豪雨を思い出した」という状況でした。

と、災害レベルの雨量なので、センサーが前方を感知できなくても
おかしくはない状況でした。
ゲリラ豪雨が多い季節です。みなさんも注意して運転してくださいね。


  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A